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並木書房
グループ:Book
ランキング:325586
価格:¥ 1,470
ポイント:14 pt
発売日:2008-10-03
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アカルイうつうつ生活 「うつ」と上手に付き合う40の知恵 (知恵の森文庫)
カスタマーレビュー ![]()
病と共に生きるという事
(2009-01-01)
あれこれ考えさせられた本である。
病気にハッピーエンドなんてない。人生にハッピーエンドなんてない。
がんを直した患者は、再発の恐怖から逃れる事はなく、すべての活字の中で「がん」という文字を常に探してしまうと聞いた。
再発率が高いのは、うつも同じである。ただ、がんと違うのは、再発の兆候を自分で自覚しにくいという事や、病気の特性からして「うつ」を克服する療法を粘り強く求めていく事がないということか。まさにそれが肉体の疾患と精神の疾患の違いなのだろう。
上野さんのこの本を読むと、遺伝的(生物的なものか、環境的なものかは不明だが)要素に苦しみ、普通の生活をしていると思っていたら、いつの間にかまたうつになっている、といった、不治の病の苦しさがひしひしと感じられる。また、うつである事による生活の困窮も。
上野さんには、非常に非常に苦しいだろうが、是非、生き続けて欲しいと思う。
「生きているだけで丸儲け」「明けない夜は無い」月並みな言葉であるが、こんな言葉を何度も何度も繰り返したくなった。
「にせうつ」なんかじゃない、「うつ」の人だからこそ書ける、「うつうつ生活」の真実。
(2008-11-29)
以前読んだ「アカルイうつうつ生活」とは
トーンが全然違います。
時に「にせうつ」と責め立てられる上野さん。
明るいタッチの文章や講演をこなす姿から
そういった誤解を招くこともあるのでしょう。
この本には、そういった誤解を受けながらも
さまざまな苦境に耐え、
がんばり続けてきた上野さんの半生が描かれています。
上野さんの半生には、様々な出来事がありすぎ、
と言ってもいいくらいあって、
不謹慎な言い方かもしれませんが
「人生ゲーム」並のインパクトのある半生が
書かれています。
こうした出来事を経て、
今の上野さんがあり、今の状況があるのだと、
少し理解が深まった気がします。
時にはぶつかりながらも、共に暮らす家族の絆。
すばらしい奥様。
その家族のためにも「死ねない」と
信念をもって生きる上野さん。
終章では上野さんのド根性を感じました。
「うつ」が急増している現代。
その一方「うつ」に対する誤解なども多いです。
「うつ」になった人が、どのような苦悩を抱き、
どのような生活を送っているのか、
自らの半生をさらけ出し、真実を語った作品。
「うつなんて怠け病だ」「わがままなだけだ」
そんな風に思っている人にこそ
読んでいただきたい作品です。

